『戦争をさせない山口1000人委員会』発足集会


『戦争をさせない山口1000人委員会』発足集会

秘密保護法の強行採決や集団的自衛権の行使容認や閣議決定など、昨年来、安倍政権下で戦争ができる国への政策が進められている。かつてないほど日本の戦争参加への危機が高まっている中で、本年3月、中央段階で大江健三郎さんなど100人を超える方々の呼び掛けに応じて、「戦争をさせない1000人委員会」が結成された。これに応じて全国各地で「地方版の戦争をさせない1000人委員会」の設立が相次ぎ、運動の輪が全国に広がっている。その中で、11月22日、労福協会館で「戦争をさせない山口1000人委員会発足集会」が開催された。約180人(うち自治労16単組33人)が参加した。
集会では、憲法を活かす市民の会・やまぐちの藤井郁子氏による開会あいさつに続いて、山口県平和運動フォーラム岡本博之議長から、山口での発足に至る経緯についての説明が行われた後、山口版アピール案や、規約案、行動計画案の提案がされ、参加者全員で承認を行い、発足集会を終了した。
その後、共同代表・山口大学副学長の纐纈厚氏による記念講演があり、「安倍政権の政治手法として、選挙に勝利すれば何をしてもよいという「人民投票独裁」が強まっている。有権者側にもある種の「お任せ民主主義」が進行しており、安倍政治を成立させる要因になっている。安倍首相の進め方は世間に溶け込んだファシズムであり、低温やけどのように気付いた時には大やけどをしている可能性が高い。我々は、一人一人が憲法を守るという強い意識を持った、たくましい運動体を作っていかなければならない」と述べた。
講演後は集会発足のアピールとしてデモ行進が行われ、「戦争参加反対!」「岩国米軍基地の機能強化反対!」などのシュプレヒコールとともに労福協会館から山口市民会館、道場門前アーケードを練り歩いた。

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