安保法制の強行に断固抗議する緊急アピール


安保法制の強行に断固抗議する緊急アピール

平和を願い、戦争に反対するすべてのみなさん!
安倍政権は、昨日、参議院特別委員会において安全保障関連法案の強行採決を行いました。
そして、本日今まさに、参議院本会議において本法案の採決を強行しようとしています。
多くの国民からの憲法違反、説明不足、不安の声があるにも関わらず、国会における数の力を背景に採決を強行し、成立させようとしているのです。
私たちは、この政府与党の対応に断固抗議するとともに、この法を断じて受け入れるわけにはいきません。
集団的自衛権を容認する解釈及びこれらの法案については憲法違反であると、様々な場面で、元最高裁長官や元内閣法制局長官、圧倒的数の憲法学者が指摘をしています。何より、多くの国民が、政府の説明は不十分であることや今国会での成立に反対の意思を示し、連日連夜の国会周辺での大集会や全国各地での反対行動が、かつてない広がりを見せています。
この状況下での採決強行です。国民の代表であるべき国会議員が、これ程国民の意識とかけ離れた判断を行ったことがあったでしょうか。
この異常事態に、私たちは緊急の座り込みで、断固抗議する意思を示します。
平和を願い、戦争に反対するすべてのみなさん!
これで終わりではありません。
この戦争法を一切実行させず、執行停止にすることを求めていきましょう。
政府与党の今日までの暴走の中で、日本社会における本当の民主主義が育ち始めています。
国民の一人一人がおかしいことにはおかしいと声を上げる、行動を起こせる力がかつてない状況で育ち始めています。このことこそ、なにより、政府与党には脅威でしょう。
その民主主義の力をさらに育て、力強くすることで、この戦争法は止められると確信します。
私たちは、あきらめません。
私たちは、立憲主義をさらに力強く再生し、平和憲法と本当の民主主義のもとに、平和を希求し続けます。
以上、私たちの総意としてアピールします。

2015年9月18日
安保法制の強行に断固抗議する緊急座り込み行動参加者一同
戦争をさせない山口1000人委員会
山口県憲法共同センター